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スピードスケート競技の見方Speed skating

スピードスケート

トラック

 スピードスケート競技には、ダブルトラックレースとシングルトラックレースの2種類の競技方法がある。ダブルトラックレースは1周400mの標準ダブルトラックを使用し、2名または4名の競技者が2つの競技レーンを1周ごとに交互に滑走してタイムを競う競技である。国民スポーツ大会のスピードスケート競技では一つの競技レーンのみを使用して集団滑走するシングルトラックレースが実施されるが、本大会は1周387.36mの標準シングルトラックを使用する。

シングルトラックレース

 シングルトラックレースは数名の競技者が一つの競技レーンで同時にスタートして競技するもので、参加者が多い本大会では、タイムによって順位を一括して決定せず、予選、準決勝、決勝と勝ち抜いてラウンドを踏むエリミネーション方式で行なわれる。

責任先頭制

 シングルトラックレースのように、集団の先頭で滑走する場合には空気抵抗から疲労しやすくなり、先頭滑走者が不利となる。そのため、長距離のレース途中では先頭滑走を敬遠し、スピードが落ちて記録が低下しやすくなるので、国民スポーツ大会のスピードスケート競技ではこれを防止するために責任先頭制という規則を設けている。
 責任先頭制は、両側のストレート中央の判定ラインを先頭で通過する回数を規定し、距離により決められた回数を完了した競技者を優先させ、順位を決定する制度である。たとえ1着でフィニッシュしても責任先頭回数を完了していないと順位が悪くなるため、フィニッシュラインと同様に、判定ライン前の責任先頭を巡る熾烈な競い合いはこの競技の見所でもある。責任先頭を取得すると、その競技者の色や回数が旗や掲示板で表示される。
 責任先頭制は500mとリレーには適用されないが、その距離と完了回数は次のとおりである。
 1000m:1回 1500m:1回 3000m:2回 5000m:4回 10000m:8回
 ただし、1000mを除きスタート直後の判定ラインは除外する。

リレー競技

 リレー競技は1チーム4名で編成される。各競技者の滑走順と距離はあらかじめ決められている。中継の方法はバトンを使用して、バックストレート中央に設定されたリレーゾーン内で、手渡しされなければならない。次走者はリレーゾーン外側の待機ゾーンからリレーゾーンに入り、順次ゾーンに並んで中継されていく。リレーゾーン以外での中継やゾーン内での逆走は失格となる。

バッジテスト

 スピードスケート競技では、滑走タイムによるバッジテスト(最高位をAAA級とし、以下E級まで7段階)制度があり、E級からB級まではシングルトラックレースで取得できるが、A級以上はダブルトラックレースでなければ取得できない。
 国民スポーツ大会に出場できる競技者は、男女ともB級以上の資格を有する競技者となっている。